神戸ほくと病院

既存病院の老朽化や施設基準への適合、多様化するニーズに対応するため移転新築を行いました。
外観は周辺関連施設との調和と安らぎの感じられるやさしいデザインを目標に、暖色系の色彩を基本としつつバルコニー部分をRC打放としてまとめ、アクセントに金属パネルを配置しています。インテリアは、高級感と安心感をコンセプトに計画しました

外来部門は多様な木調素材を組合せ、格調高い空間を実現し、管理部門は職員が誇りと自信を持って働けるよう上品な色彩計画となっています。
病棟は落ち着いた雰囲気をテーマにデザインをし、廊下側の病床にも窓を設けた個室感覚の高い4床室など多様な病室を計画しました。また、看護動線の短縮と病棟全体の見通しの確保に重点を置き、スタッフステーションを中心とする十字型の平面プランを採用しました。
廊下の突き当りには、1枚の絵のように周囲の大自然を取込むように大きな嵌め殺し窓を設け、質の高い療養環境を整備しました。

<建築概要>
所在地 兵庫県神戸市
延床面積 7,262m2
構造 鉄骨造
階数 地上5階
病床数 121床