高畠病院

本計画地は、香川県高松市西部の市道に面した住宅地内に位置しています。隣接する既存病院(50床)は2015年に新築移転され、2022年には旧病院に残っていた厨房、デイケア、管理部門等に加え、新たに療養病棟48床の増築を行いました。外来は内科・外科・整形を中心とし、病棟は慢性期患者を受け入れる地域密着型の病院です。
新棟の外観は、1・2階にカーテンウォールを採用し、3階に木調の縦ルーバーを設けることで、「病院らしさ」を感じさせない意匠を目指しました。増築棟においてもこの外観イメージを継承しつつ、建物形状に半円形を取り入れることで、訪れる方に圧迫感を与えない、柔らかな印象の外観としています。
新棟は、1階が総合待合・外来・放射線部、2階がリハビリ・手術部・管理部、3階が病棟、4階に当直室と屋外テラスを配置しています。増築棟は1階にデイケアと厨房等、2階が病棟、3階に管理部門を整備しました。

<建築概要>
所在地 香川県高松市
延床面積 5,463m2
(新棟:3,312m2
増築棟:2,151m2
構造 鉄筋コンクリート造
階数 地上4階
病床数 98床